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Nomad SIMを契約してみた・1週間使用レポート

レンタルWiFiサービスを利用してみて、モバイルWiFiルーター(ポケットWiFi)の進化に驚いた私、
今こそ、2台のスマホ・1台のiPadのモバイル通信をモバイルWiFiルーターに集約してもいいんじゃないか、と思いました。
そこで、今回、Nomad SIMというSIMカードを契約してみました。

Nomad SIMとは

ブロガーのワロリンスさんが始めた、データ専用SIMサービスです。
ソフトバンクの「Hybrid 4G LTE」回線を使用しています。
格安SIMに似ているサービスですが、格安SIMとはシステムなどが若干違うところも特徴です。

詳しくはこちらのサイトもご参照ください。

シンプルな料金体系

料金体系が非常にシンプルです。

容量 料金(1ヶ月)
100GB 3,600円(税抜)
300GB 4,800円(税抜)

月々の通信容量100GBか300GBのどちらかを選ぶだけです。

料金についても、
「◯人紹介時」「クーポン適用時」「オプションサービス加入時」「初年度限定」などなどの制限は全くありません。

この料金で使用するために必要なことは、ただ単に、SIMを契約するだけです。

速度制限なし

各通信会社には、速度制限を設けているところが少なくありません。
WiMAXは、3日間で10GB以上通信すると、翌日の18時から26時まで通信速度制限。
Yモバイルにも同様の制限があり、3日間で10GB以上通信すると、翌日の18時から25時まで通信速度制限。

一方で、Nomad SIMは、契約した月々の通信容量内であれば、速度制限がありません。
50GB近くあるPS4のソフトをダウンロードしたとしても、契約した月々の通信容量内であれば、速度制限されることはありません。

常に大容量通信をするわけではないけど、時々、1日で3GB以上や10GB以上の大きな通信をする、という人にも向いてます。

契約期間の縛りなし

大手通信キャリアや、有名レンタルWiFi各社にある2年契約・途中解約時の違約金なども、Nomad SIMにはありません。

必要な時に使えて、不要になれば解約できる。
そういうSIMカードです。

申し込んでみた

月々100GBや300GB使える契約なんて、大手通信キャリアでは聞いたことありません。しかも、ソフトバンク回線を使える。
どういうことだ?と思いつつも、物は試しということで申し込んでみました。

300GBプランを選択

九州WiFiレンタルから借りていたルーターは、半月で50GB弱しか使っていなかったので、100GBプランで足りるだろう、と思っていたのですが、なんとなく、ロマンと言いますか・・・ということで、300GBプランを選択してみました(笑)

今になって、月々1200円の差はデカイな・・・と若干後悔気味笑

申し込みに必要なもの

本人確認書類とクレジットカードのみです。
本人確認書類は運転免許証があれば大丈夫です。
運転免許証が無い方は、パスポートやマイナンバーカード、健康保険証や、住基カードなどが必要です。

申し込み機会を逃さずに!

※お申込みが殺到しておりますため、一時的にお申込みを休止しております。
販売再開まで今しばらくお待ち下さい。

Nomad SIM、最近は申し込みが殺到しているようで、よく申込休止をしています。SIMの用意や、発送作業の手間を考えると、仕方ない気がします。
申し込みできても、発送が非常に遅いとかいう大手通信会社もありますので・・・笑

Nomad SIMは全く申し込みできないわけではありません。
時々、申込再開しています。

申し込みをするためには、ほぼ毎日、Nomad SIMの公式サイトを確認しましょう。

公式サイトを観察して気づいたのですが、ある一定数の申込があると、自動的に申込休止になるシステムのように思えます。

申し込み時に事務手数料がかかる

シンプルな料金体系なのですが、これは仕方ないと思います・・・
契約事務手数料が、2000円かかります。

ですので、初月のみ、契約したプランの料金に加えて+2000円かかります。
ご注意ください。

毎月の利用料は、毎月1日に決済される。

大手キャリアと違うところです。
大手キャリアは、翌月支払いですが、Nomad SIMは、毎月1日にその月の利用料金が決済されます。前払い的な感じです。

例えば、11月の利用料金は、11/1に申し込み時に登録したクレジットカードから決済されます。

初月分は、申し込み時に即日決済される

ただし、初月分は、申し込み時に、契約事務手数料と初月分通信料金が合算されて、即日決済されます。

届くのが非常に早い

私が、申し込みをしたのが、10/1の23時台。
発送完了のメールが来たのが、10/2の夕方17時ごろ。
福岡に届いたのは、10/4の午前中でした。

申し込んでから3日経過していますが、時間に直すと、申し込んでから、60時間で九州まで到着しました。

開封の儀

では、届いたものを確認していきます。

ゆうパケットで送られてきました。

中に入っていたものは、納品書・設定方法の説明書・SIMカードと台紙・Nomad SIMのステッカーでした。

お洒落感が半端ないです。
類似サービスのものは、大体、SIMがチャック付き袋に入っていたり、説明書が如何にもWordで作りました感があったりするものが多いようですが、Nomad SIMは非常に洒落てます。
所有感が満たされて気持ちいいですね笑

SoftBankのSIMカードと台紙そのまま入ってます。

これは、ガジェットオタク的?にいいなと思ったポイントですが、
SIMカードが、ソフトバンクの台紙から剥がされてません。
キャリアの台紙からSIMカードを剥がせる経験って、滅多にない気がします。
キャリアショップで新規契約したとしても、店員にSIMカードを台紙から剥がされ、端末に入れられます。
私にとっては非常に嬉しいポイントでした(笑)

送られてきたSIMは、SoftBankのUSIMカード(F)でした。
SoftBankで、SIMフリースマートフォンに持ち込み機種変更する時に使われるSIMと同じです。
また、マルチカットタイプと呼ばれるSIMカードで、外側の枠で切り離せば、標準SIMサイズ・真ん中のサイズで切り離せば、microSIMサイズ、一番内側のサイズで切り離せば、nanoSIMサイズになるというものです。

ルーターはFS030Wを購入

Nomad SIMというサービス名から分かる通り、SIMのみの契約です。
実際に通信するには、何かしらの端末が必要になります。

そこで、前回の記事で登場した、富士ソフトのモバイルWiFiルーター「FS030W」を購入しました。

選定理由は簡単です。
現在、販売されているモバイルWiFiルーターの中で、一番バッテリーの保ちがいいからです(多分)。

富士ソフト +F FS030W FS030WMB1

富士ソフト +F FS030W FS030WMB1

本当は、NECのMR05LNに、社外製の大容量バッテリーを使用という方向で行きたかったのですが、社外製の大容量バッテリーがもう販売されていない為断念・・・・

本当はCA対応のルーターかスマホがよかった

FS030Wは、CA(Career Aggregation)対応ではないので、本当は、ソフトバンクのCAに対応した、ルーターかスマホを使いたかったです。

現状、ソフトバンクのCAに対応したモバイルWiFiルーターは販売されてません。
スマホに関しては、ソフトバンクのCA対応で、且つ、テザリングしっ放しで、FS030W以上にバッテリーが保つ機種があるのかどうか分からなかったというのもあります。

SIMカード挿入・設定

SIMカードをFS030Wに入れていきます。
FS030WのSIMカードサイズは、microSIMサイズなので、真ん中の枠で切り離しました。
小さいサイズでカットしてしまうと、別途SIMアダプターが必要になるためご注意ください。

少し、ヒヤッとする場面がありましたが、無事にmicroSIMサイズで切り離せました。

裏蓋とバッテリーを外すと、SIMスロットにアクセスできます。

SIMスロットを右にスライドして開けます。

切り込みに合わせSIMカードを入れて、スロットの蓋を閉じて左にスライドして固定します。
意外と入れにくかったです。蓋を閉じる時に、SIMカードが横にズレやすく、苦戦しました。

バッテリーを入れ、裏蓋を閉めて、電源を投入!

格安SIMと違い、SoftBankでSIMフリースマホを使う時と同じAPNなので、手動で設定だろうなと思っていたのですが、なんと、自動で設定されました。
FS030W優秀です。

無事、APN設定が終わり、ルーターのデータ通信量最大値を300GBにしました。

通信速度テスト

いくら大容量使えても、通信速度が出なければ、その意味はあまりないです。
ということで、スピードテストをしました。

測定環境

  • 福岡市中心部の天神
  • 平日の午前10時〜午前11時
  • 室内(窓に面していない場所)

まずは、Googleスピードテスト
下り28Mbps・上り21Mbps・Ping 49msでした。

次は、Fast.comスピードテスト
下り22Mbps・上り25Mbps・Ping 62msでした。

室内で、CAなしでこれだけ出れば優秀じゃないでしょうか。快適に使えます。

接続方式は「IPv4」で

結構重要なポイントです。
(FS030WのAPN自動設定のままにしとけばいいだけの話ですが・・・)

APN設定内にある、接続方式を「IPv4/IPv6」に変更すると、速度が落ちました。
接続方式を設定できる場合は、「IPv4」がおすすめです。

下の結果は、Speedtest by Ookla でスピードテストした時の結果です。
「IPv4」設定の時と「IPv4/IPv6」設定の時とでは、上りのスピードが全然違います。
参考に、モバイルプランニング(九州WiFiレンタル)のレンタルWiFi(FS030W)の結果も入れてます。

日常使いで不満は?

スピードテストの結果がよい=日常使いで不満は無い
ではありません。スピードテストをするためだけに契約したわけではないですから(笑)

高速移動している時以外は問題なし

普段、普通に生活している限りにおいて、問題はありません。
時々、パケ詰まりが起こることがありますが、これは、回線の問題ではなく、ルーターや繋いでいる機器の問題だと思われます。
理由は、それらの機器を再起動したら治るからです(笑)。

ただし・・・高速移動=新幹線で移動している時は、別です。
新幹線で移動中、電波が入っているはずのトンネル区間などで、全く繋がらない時があります。
これは、Nomad SIMや機器の問題ではなく、SoftBankの問題だと思います。
理由は、au本体回線でも同じように、全く繋がらない時があるからです。

ここらへんの改善は、Nomad SIMではなく、SoftBankに期待しましょう。

(尤も、新幹線で移動中は、基地局の切り替え回数が多くなってしまうので、そもそも繋がりにくい環境ではある・・・)

(新幹線で一番繋がるのはやっぱりdocomo回線ですね。)

まとめ

今回もいい買い物した気がします。
正直、300GBはどう頑張っても使い切ることは無さそうなので、実質、速度制限無しの使い放題モバイル回線が手に入ったようなものです笑。

このルーターのおかげで、20GB契約していたau回線は、1GB契約で行けそうです。
docomo回線も引き続き1GB契約で行けそうです。

Nomad SIMがSoftBank回線なので、手元に、とうとう3大キャリアの全回線が揃ってしまいました(笑)

今後も使用感など定期的にレビューしていけばいいなと思います。

九州WiFiレンタルを借りていた時期と被ったので、2台のFS030W(笑)
左が借り物、右が私が買った物