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九州WiFiレンタルを利用してみた

先月、事情により、固定回線が使えない期間がありました。
そこで「九州WiFiレンタル」というサービスを利用してみました。

九州WiFiレンタルとは?

株式会社モバイル・プランニングが運営しているモバイルWiFiレンタルサービスです。
モバイルWiFiレンタルサービスで九州を拠点にしているものは、おそらくここだけです。
ターゲットには、日本人だけでなく、訪日外国人も含まれているようです。

モバイル・プランニングは「NETAGE」というWiFi・iPadのレンタル事業も展開しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

九州WiFiレンタルを選んだ理由

ずばり、即日利用開始ができたからです。

モバイルWiFiレンタルサービスは
ネットで申し込み→数日で配達→利用
という流れが一般的です。

運営企業によっては、店舗に行けばすぐ借りられて利用できるところもありますが、それが出来るのは、ほぼ東京のみです。

その中で、九州WiFiレンタルは、福岡で即日利用開始ができる唯一のサービスでした。

もちろん、九州WiFiレンタルは他のモバイルWiFiレンタルサービス同様、配達で受け取ることもできます。

即日受け取りでも予約は必要

即日受け取りできますが、公式サイトからの予約が必要ですので注意が必要です。

受け取りに行ってみた

予約をして、店舗に受け取りに行ってみました。
店舗とは言うものの、家電量販店の店舗とかではなく、モバイル・プランニングの福岡営業所です。

店舗はJR博多駅の近くにあります。

JR博多駅の筑紫口(新幹線の改札がある方)を出て、右に向かい、駅とホテルクリオコート博多の間の細い路地に向かいます。

路地を50m程歩くと、左側に「第13泰平ビル」という建物があります。

中に入って、階段かエレベーターで3Fに上がり、端の方に事務所があります。
建物の中が少し分かりにくいのでご注意を。
私が行った時は、事務所の入口にある電話機でWiFiを受け取りに来た旨を伝えると、係の人がレンタルするモバイルWiFiセットを持ってきてくださいました。

公式サイトの注意等もご確認ください。

受け取ったものは?

モバイルWiFiルーターなど一式が入ったポーチと納品書、説明書などを受け取りました。

今回レンタルした機種

九州WiFiレンタルには、月10GB通信できるプラン・機種から、無制限で通信できるプラン・機種、docomo回線を利用したものもあれば、auやSoftBankの回線を利用したものまで、様々なものが用意されています。

今回、私がレンタルした機種・プランは以下の通りです。

項目 内容
機種 富士ソフト FS030W
通信容量 無制限プラン
キャリア SoftBank
値段 470円/日(1ヶ月7000円上限)

機種の選定理由

単純です。日本企業のものを使いたかったからです。
HUAWEI製の機種の方が、CAが使えるため通信速度は速いのですが・・・・・

あまり聞き慣れないメーカーですが、年賀状ソフト「筆ぐるめ」を開発している会社です。

注:九州WiFiレンタルのサイトには、「安心の日本製」という表記がありますが、Made In Japan 表記は、本体にありませんでした(私が見つけられなかっただけかもしれませんが)。

通信容量の選定理由

単純です。固定回線の代わりにしたいからです。
今回、レンタルWiFiを使うことになった理由は、冒頭で述べた通り、固定回線が使えなかったからです。
ですので、無制限じゃないと困ります。

とは言うものの・・・

モバイル回線を利用したものは、無制限と言いながらも、ある一定量以上使うと、通信速度に制限をかけられるのが世の常です。
今回も例外ではありません。サイトにこのような注意書きがあります。

「無制限端末」ご利用の注意事項
月間100GB以上が見込まれる過度な通信利用と予測される場合や、違法性のある利用の可能性がある場合など、通信会社の判断により、月末まで低速化または回線停止が実施される場合があります。万が一速度制限が実施された場合でも、返金・交換等の対応は一切行っておりませんのでご注意ください。

ということで、無制限とは言うものの、実際は、凡そ100GB/月利用可能ということになります。

キャリア選定理由

単純です。無制限プランがあるのは、SoftBank回線を利用したものしか無かったからです。

使った感想

非常に快適でした。スピードテストでもいい数字が出てましたし、youtubeなどを見ていても動画が止まることはありませんでした。

また、PS4でオンライン対戦をしても問題ありませんでした。(とは言うものの、ping値はあまり良くないので、おすすめはしません笑)

モバイル「WiFiルーター」なので、普通の有線回線に付けるWiFiルーターと同じように、ルーターとスマホやタブレットなどの機器と接続するために使う周波数帯には、2.4Ghzと5Ghzがあります。

FS030Wは、2.4Ghzと5Ghz両方対応しています。
一般的な5Ghz帯と同様に色々制限はありますが、速度はやはり5Ghz帯で繋いだ方が若干スピードが上がりました。

値段は、配達専用レンタル業者より高い

今回は、急ぎで欲しかったので、福岡で店舗受け取りが即日でできる「九州WiFiレンタル」を選択しましたが、店舗を持たない、配達専用のレンタル業者の方がレンタル料金は安いです。

レンタルした機種がとてもよかった

今回お借りした、富士ソフトのFS030W、モバイルWiFiルーターの考え方を覆してくれました。

私の印象として、モバイルWiFiルーターは
電池が1日保たず、結局はスマホの回線を使わないといけなくなってしまうもの、お得のように見えて実はお得でないという認識でした。

バッテリー保ち20時間は伊達じゃない

しかし、このルーターはその印象を覆してくれました。

仕様表では、「連続通信時間:20時間」と表記されていますが、その表記通り、非常によく電池が保ちます。
こういうものは、大体スペック通りの値が出ないものが多いですが、このルーターはスペック通りか、それ以上の数値が出ます。

おかげさまで、節約モードにするとか何とか考えることがなく、手持ちのスマホ2台とiPadを常にこのルーターに無線接続できます。そのため、スマホのSimカードの通信容量は殆ど消費されません。

本体サイズもちょうど良い

モバイルWiFiルーター本体の形状は、モバイルバッテリーみたいな形のものが多いのですが、FS030Wは、正方形っぽい形で、見た目が良いように感じました。
サイズも小型で持ち運びしやすそうです。 (高さ 約 74.0mm×幅 約 74.0mm×厚さ 約 17.3mm)

分かりやすいように?、iPad Pro 10.5 と並べてみました。

強いて挙げるマイナスポイント

FS030Wのマイナスポイントを挙げるとするならば、ズバリ、真の4G対応ではないところです。

このルーターのモバイル通信上の通信速度は、下り最大150Mbps・上り最大50Mbpsです。

LTEには対応しているけど、CA(Carrier Aggregation)に対応していないので、真の4G通信はできない。

LTEは3.9Gですが、4Gと呼んでいいと決まっているので、各キャリアとも4Gと言っていますが、真の4GはCAを行うLTE-Advancedからなのです。

そのため、これ以降、docomoやau、SoftBankが通信速度が速くなったと宣伝しても、この機種を使っている限り、その恩恵に預かることはほぼ有りません。
(尤も、私が普段使いする分には、速度が速くなっても恩恵は少なそうですが・・・笑)

ですので、今の連続通信時間のまま、各キャリアのCAに対応した、FS030Wの後継機が出たら、私は買い換えるでしょう。(恩恵あるか分かりませんが、唯一のマイナスポイントを克服できるので)

返却

借りた時に一緒に渡された封筒に、借りたもの全て入れて、郵便ポストに投函するだけでした。
最近、色んなところで使われているゆうパケットで返却するだけです。

まとめ

最近のレンタルモバイルWiFiルーターは、ほぼ無制限に通信できたり、バッテリー保ちが良くなったりと結構いい点があるんだなということが分かりました。

継続的に読んで頂いている方は気づくかと思いますが、こんな感想で終わらないのが私ですね。